Jさんとさなだ虫
始まりは虫刺され
Jさんが寝る前、虫に刺されたみたい、どこから来たんだろう。
などと言うので、
「え、それJさんのお尻から出てくる虫だよ」と言うと
ちょっとびっくりしながらも、何言ってんの〜と返されたので
「知らないの?Jさんが怖がるかと思って言わなかったけど、腸に住んでて寝てる間にお尻から出てくるんだよ。お尻の周りに卵産み付けるからね。私何度か見たよ。2mもあるからJさんのズボンパジャマからも出てくるの。」
小学生の頃に母親がこの、ブリーフ&トランクスのさなだ虫を歌ってたのを聞いて以来しばらく私的ホットワードだったさなだ虫。ここぞとばかりに適当なさなだ虫情報でまくし立てる私。
2mと言うのはこの歌から適当に言ったけど10mにもなるらしい。
『え、見たの?なんで言わないの???』と焦りだすJさん。
「だから、Jさん怖がるの分かってたから。でもどこから来たんだろう?って聞くからさ。」
『なんで出て来た時に取ってくれなかったの?』
「だって早いんだもん。無理だよ。」
と、ここまで言って自分で笑いを堪えられずJさんと反対側を向く。電気を消していたけど私が笑いを堪えてそっぽを向いていたのがバレ、なんで笑ってるのと聞くのでああ終わったな、と思いながらも
「だって、あいつら早いんだもん、捕まえられるわけないじゃん」と言うと
『Promise?』と聞くので「Yes」
Jさんと虫下し
『でも、1ヶ月も虫下し飲んでたのに・・』とJさん
「え!!????」
『インドネシアから帰って来たあと飲むように言われてたから。』
Jさんはハワイのクリスチャンの学校へ行っていた時にボランティアでしばらくインドネシアに滞在していました。
「それだよ、1ヶ月じゃ全然足りないよ・・普通みんなは5年は飲むんだからさ。」
と、また適当なことを言うと
『いろんなもの食べさせられたからな・・犬とか・・。この腹痛もTapeのせいか。』
ここで新しい単語、サナダ虫は英語でTape warmと呼ばれると知る。そしてその腹痛はバタースクワッシュスープの飲み過ぎでガスが溜まっているだけ。
なんだか信じ始めちゃったけど眠たくなって来たし明日ネタバレしよう、と目をつむっていると
「そうしたらカナダを離れられないかな?」とJさんいつの間にか色々ググり出していて、さなだ虫が命に関わるらしい→病院に行き始めたら通わなければならない→12月の日本の旅行に行けないかもしれない。と。
もうこのままじゃJさんが眠れないと気づきここでネタバレ、
噓から出たまこと・・になるか!?
Jさんに全部冗談だよ、と伝えると、えー、なんだー冗談か〜と言いつつも冴えない声のJさん。
色々聞いてみると実はJさんのお母さんが若い頃、咳をしたら寄生虫が二匹、血と共に飛び出して来たとか。インドネシアの生活とか、Jさん自身食べても食べても太らないからとか、他の不調だとかから、さなだ虫が寄生していても不思議じゃない・・!!!という考えに至ったそうで(私は全然そうとは思えないけど)、今週末カナダに帰ってくるJ父に相談しそれ次第では念のため検査しに行くかもしれません。笑
まあこれで不調が見つかって早期発見になればそれはそれでラッキー、何もなければ安心!
ということなんですが、驚かすつもりがなんだろうこの展開は。
おまけはチャイニーズ系グロサリーストアで出会った謎の巨大野菜。
値札も名前も記載されてないこれは一体なんのためにこの店に運ばれてきたの・・?3歳児くらいのサイズあるけど誰か食べるの??
巨大かぼちゃ、巨大キャベツはなんともなかったのに、このウリっぽいのはなんかキモいな。