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サスカトゥーンベリーと別荘でのこと

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土曜から日曜にかけてプリンストン(Princeton)にあるJ家族の別荘へ遊びに行ってきました。

今回はJおばあちゃんがアルバータから来るということでJ父の兄弟やその家族、Jさんのいとこやその彼女など、私たち込みで11人での滞在でした。

 

サスカトゥーンベリー(Saskatoon Berry)とは?

残りの家族は先に到着していたので最後に私たちがお昼頃に到着し、みんなでランチ。

その時に出ていたのがおばあちゃんの作ったベリーのクリスプ(クランブルをベリーの上に乗せてオーブンで焼いたもの)で、これはサスカトゥーンっていうの。と言われ、このデザートの名前のことを指しているのかな?と思い、それで、このベリーの名前は?と聞くと、サスカトゥーンよ。と笑

 

サスカトゥーンベリーが気になったので家に帰ってちょっと調べてみました。

About Saskatoon Berries - Saskatoon Berry Institute

このサイトによるとサスカトゥーンベリーは、

  • カナダ、サスカチュワン州のサスカトゥーンという都市の名前から取った名前
  • 見た目はかなりブルーベリーだけどりんご系の仲間
  • 味は甘くてアーモンドっぽいフレーバー
  • 食物繊維、たんぱく質、抗酸化物質が豊富
  • 赤身肉や野菜、シリアルよりもカルシウムが豊富だと言われている

などなど。他にもガンや心臓疾患、アンチエイジングなどにも良いなど書かれていますが、本当かな?

 

話はおばあちゃんとの会話に戻り、別荘の周りのあちこちに生えているから見せてあげる、とランチの後におばあちゃんと別荘の目の前の木からベリー狩り。

クリスプになっているとお砂糖やシナモンが混ざっていてあまりベリー自体の味はよくわからなかったけど、そのまま食べてみるとブルーベリーのちょっと甘さ控えめみたいな感じ。

おばあちゃんから、シワシワになったやつはレーズンみたいな味だよ、と言われシワシワも食べてみると甘さが凝縮してて美味しい!みずみずしさは無いけれどはちみつやメープルのような、シロップのような濃い甘みです。

 

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この左側のがいい感じにシワシワ

ただ、ブルーベリーよりも種がしっかりしているので口の中に残る感じも。これはこれでつぶつぶ感がありっちゃありだけど、歯に詰まると厄介です。シワシワのものは身が小さくなってるので種の存在感が際立ちます。

 

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あまりに簡単に採れるので私たちもバケツを借りてベリーピッキング

ちょっと傾斜のあるところによく生えていました。しかも実がつくのはちょっと高めの位置なので実のついた木を見つけても手の届かないところにあるものが結構多かったです。

途中、傾斜で転んで採取したベリーを全部失ったりもしました。笑

 

ちなみにこのサスカトゥーンベリーはサスカトゥーンと名前がついているだけあり、寒い地方で育つベリーです。反対にブラックベリーはカナダの南の方、比較的暖かいエリアで育つそう。だからバンクーバー周辺にはブラックベリーが雑草のごとく生い茂ってるのにサスカトゥーンベリーはないのね。

このプリンストン自体も冬は冷え込むし、ベリーを収穫したのは比較的高所でした。後おばあちゃんちの周辺のアルバータでもブラックベリーは見当たらず、サスカトゥーンベリーばっかりと言っていました。

これはバンクーバー散策の時の

 

カナダの家族だんらんの時間

認知症になりみんなのことを忘れてしまったJおじいちゃんは最近施設に入ることになり、今回は悲しんでいるおばあちゃんを励ます集まりのようでした。

 

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右端にいるのが駆け回る犬

 

夕食の後は外で焚き火を囲いながらみんなでおじいちゃんの話をしていました。

おばあちゃんから、4人いる子供たちへ「おじいちゃんから何を学んだ?」と質問され、真面目に答えるJ父兄弟や、しんみりした空気に耐えれないのかふざけたエピソードばかり盛り込むJ父とナチュラルにちょっと変わってるJ父弟。涙する人、涙をこらえる人、全く動揺しないJさんとJ父弟の娘でJさんのいとこの女の子、みんなで囲った焚き火の周りをぐるぐる回る犬、突然現れるシカ。

おじいちゃんにとっておばあちゃんは今はケアテイカーの一人になってしまっているし、おじいちゃんの時間はおばあちゃんに出会いたての頃で止まっていて、おじいちゃんはとうの昔に亡くなっているお母さんに会いたがっているし、おじいちゃんの奥さん(おばあちゃん)はブラウンの髪のままで、真っ白になった髪の毛のおばあちゃんを認知できないけれど、でもおばあちゃんは"He loves me"と微笑んでいました。

カナダに来て、一番家族の強い繋がりや愛を感じた濃厚な時間でした。そういう家族の大事な時間に私や、いとこの彼女なども同じように時間を共有させてくれるのも嬉しかったです。

それ以外の時間では穏やかなカナダ人らしく、焚き火の時以外はパズルをしたりコーヒーを飲んだり、外では木を切ったり車を修理したり、J父は家の近くで自分で採って来たブラックベリーのジャムを作りたい、とおばあちゃんに作りかたを教わってジャムをこしらえていたり、各々まったりと過ごしていました。

 

採って来たサスカトゥーンベリー

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最終的に約1時間程度のハイキングで採れたサスカトゥーンベリーは多分500mlペットボトル1本分くらいの量になりました。


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おばあちゃんからパンケーキやマフィンにすると美味しわよ、と言われたので早速翌日パンケーキにして食べました。

生地に入れたベリーは全然見えないし、あったかいパンケーキにクリームを乗せてドロドロだしメープルは写真撮るまえに染み込んじゃうしで残念な見た目ですが美味しかったです。

 

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そしておまけにJさんに撮ってもらった蚊に刺されてパンパンに腫れ上がった私の人差し指です。

こっちの蚊はものすごい毒性があるのか、蚊に刺されると脚とかもパンッパンに膨れて痒さも止まらなくて薬もあんま効かないし相当長い間腫れ上がったまま、という話をJおばあちゃんにすると、日本の蚊の免疫があってもカナダの免疫がついてないからじゃない?ということでした。

確かに、今回の別荘の滞在でもみんな素足を出しまくっているし、別荘のドアも開けっ放しとかだし、誰も全然痒がってなかったなあ。Jさんも普段蚊に刺されてもけろっとしてるし。

もう十分刺されたのでそろそろ免疫ついてほしいところです。もう年齢的にアウトかも。頑張れ私の細胞〜〜