住みやすい都市バンクーバーの治安など
世界の住みやすい都市ランキング上位常連のバンクーバーは安全?
今回は最近身近で起きた犯罪(というと大げさだけど)のことなども合わせて、住みやすい都市ランキング常連のバンクーバー(ここでいうバンクーバーはメトロバンクーバーを指します)は本当に住みやすいのか、治安などについて少し書きたいと思います。
盗難の被害は対象物による?
まず、ヨーロッパの大都市などに比べてスリはとても少ないし、身の危険を感じることもあまり無いけど、日本と比べると、えっ、と思うことはいろいろあります。
スリですが、やはり日本よりかは件数が多いかもしれませんが語学学校へ行ったりジャパレスで仕事をしたりJさんと一緒に住むようになってからも、今まで周りの人が被害にあったと聞いたことはありません。
私自身もイタリアに入国し1時間ですられているし、穏やかな国という印象を持っていたデンマークでも同じ学校に入った子がソッコー財布を盗まれていたのでヨーロッパと比べるととても安全に街を歩けると感じます。
しかし、スリはあまりいないと書きましたが、自転車は容易に盗まれます。
先日私の自転車に起こった悲劇。
日本では使ったこともなかったうんとおっきな鍵をかけるもまったく役に立ってません。持ってかれたパーツの足りない自転車は解体されパーツごとに売り飛ばされます。タイヤだけ持ってかれるのは見たことがあったし、よく起きると聞いていたけど、まさかタイヤ1つだけ残してごっそり持ってかれるとは。大胆さに驚愕です。というかそこまでするなら全部持ってってくれ。私のチャリも今頃バラバラになって売り飛ばされているのでしょう。
ちなみに自転車がターゲットになりやすいバンクーバー(ヴィクトリアとかも)ではひったくりなどの話は耳にしないので自転車を所持しない、観光で来ている方などは持ち物に関しては過剰に気にする必要は無いかなと思います。もちろん日本と同じ感覚でいるのは危険です。
面と向かってお金をくれ、とたかってくる人もいるけど
またヨーロッパの話になってしまいますが、ヨーロッパだと駅の中、電車の中、観光地など人が集まるところを中心にお金をせびる人たちや、悲壮感を漂わせ、お金を恵んでもらうのを待っている感じが多く無いですか?実際にイタリアの駅構内で泣きそうな顔をしながら赤ん坊をゆすゆすしてる女性がいましたが、あまりにみんな乳飲み子抱え過ぎじゃない?と思ってちょっと覗き込んだら人形でした。本当の赤ちゃんは一体何割いるんでしょうか。
バンクーバーでは稀に街の中で小銭くれない?と言い回る浮浪者などもいますが、駅や車内ではお金をせびられたり、せびられてる人を見たことはまだ無いです。ダウンタウンや賑わった駅の周辺、路上、スーパーの近くで生活するホームレスはよく見ますが、結構食べ物をもらう機会が多いのか寝床のまわりにドーナツやコーヒーが置いてあったり、そこそこに美味しそうなものに囲まれていたりマリファナの匂いを漂わせているホームレス見ることもあり、あまり悲壮感を感じさせません。バンクーバーのホームレスは割と陽気な感じに見えます。
ヨーロッパの駅のそこかしこでのお金の要求や、いつも気をつけなくちゃ、と思いながら過ごすのが嫌だったのでその点バンクーバーだと割と気楽に過ごせるのは嬉しいです。
ちなみに友人の働いていた朝食のお店ではちょっとイケメンの白人ホームレスが店の前に座り込み、お客さんから「あの若い男性にパンケーキを・・」とか「あのイケメンにフルーツを・・」みたいな、差し入れ?食事の提供が頻繁にあったそうで、友人があのホームレスは賢い。と言っていました。笑
アルコール、ドラッグ、治安面で不安なエリアなど
オンタリオとBC以外はよく分かりませんが、アルコールは屋外で飲めないようになっていたり、アルコールの販売・提供がとても厳しく制限されているため日本よりも酔っ払いに出会う確率は非常に少ないです。なので酔っ払いに絡まれる、トラブルに遭遇する、などは滅多に無いのではないでしょうか。飲食店ではアルコールを提供した店、店員に責任があり、何か起きてしまった場合は罰金を払うことにもなるので日本のようにお店で飲んでいて飲みすぎで運ばれる、なんてことは少なそうです。(お店によっては雑なところもあるけど)
しかしアルコールとは反対にマリファナはタバコ並みに手軽に手に入ったり、ドラッグなども日本と比べ広く流通しており、アルコールで酩酊状態になっている人よりもドラッグでハイになって明らかに様子がおかしい人の方がよく目にします。
また、バンクーバーのチャイナタウン周辺や、有名な E. Hastings St の一部などはドラッグ中毒者の溜まり場になっているため夜はもちろん昼間もできるだけ近づかない方が良いかもしれません。
チャイナタウンでお野菜を売ってそうな50歳前後の普通のおばちゃんがカートを押しながら道のど真ん中でドラッグを販売してたりする、割となんでもありな地域です。
こちら↓の記事でも以前ちょろっと触れましたが昼間に E.Hastings St を通った時はバス停に救急車や消防車が何台も止まっており、意識を失った中毒者らしき人が目の前で運ばれていきました。
住みやすい都市として上位にあるバンクーバーの中にこんな不法地帯があるのはちょっと異様な感じです。
秋にはマリファナが合法になるので今後のバンクーバー、カナダの行方が気になります。違法の今でさえそこら中でマリファナの匂いを嗅がされるバンクーバーなので合法になっても窓からフレッシュエアーが取り込めるといいなあと思います。
ちなみにメトロバンクーバー内のSurreyというエリアはギャングの街と言われたりするように、銃やナイフを使った殺人、傷害事件が多く発生しています。あとは車上荒らしも多いとか。
バンクーバーのダウンタウンからスカイトレインという電車で30分ちょっとの距離です。バンクーバーという括りからは外れますが、それでもメトロバンクーバーという同じ地方行政区内になり、直通電車で行き来できる街です。以前に比べ取り締まりは強化されているそうですがそれでもまだ、人が撃たれたという事件も耳にするので今後さらなる取り締まりの強化を願うばかりです。
Surreyでは特に夜はできる限り車やタクシーなどの利用がおすすめです。
他、空き巣被害や家屋の侵入などですが、Jさん曰く家のセキュリティシステムだったり、各家庭でどんな凶器を持っているか分からないからあまりないよ、とのことでした。
確かに駅から離れた場所なんかだと家のドアを開けっ放しにしている家も見たりするし(網戸が無いので虫が入り放題)、Jさんの実家にも別荘にも銃があったり割と簡単に銃が手に入るカナダだとそうなのかも?とも思ったりしますが、これだけいとも簡単に自転車が盗まれるのであまり鵜呑みにしないでおこうと思います。
ということで治安面で私が気になったことを挙げてみました。
ちなみに最近Jさんが恐喝された話もあるのですがちょっと長くなったのでこれはまた別記事でアップしたいと思います〜