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カナダワーホリ、デンマーク留学、国際結婚とおいしいもの

デンマーク留学について⑦ホイスコーレの授業

ホイスコーレで一体どんな授業を行っているのか、私がKunsthøjskolen i Holbækで受けたspring2017の授業に関してお伝えしたいと思います。

 

まず、入学前に学校から送られてきたPDFがこちらです。

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どんな授業を行っているのか、学校のHPでも確認できますが、ゲストティーチャーが代わる代わるいらっしゃるからか、その時によって授業の内容やどのタームでその授業が組み込まれるか、などいろいろ変わります。

 

午前の座学メインのクラスと午後の制作メインのクラスを1クラスずつ選択し授業を受けるのですが、エキシビジョンが何度かあり制作の方が学校でのメインになるので午前のクラスの方が期間が短いです。

各ピリオドの始まりの際にはオリエンテーション等が午前の時間を使って行われます。

 

午前の座学メインのクラスですが、こちらは基本全てデンマーク語で行われるので外国人にはかなりきついです。

以前も触れましたが私はその時間はほとんど参加せず自分の制作やお昼寝やドラマやお買い物、散歩などかなり自由に過ごしていました。他のデンマーク語が苦手な生徒もひたすら寝てたり、デンマーク人ですらあまり授業に参加しなかったり、かなり自由でした。学校側からしたらもう少し授業に出て欲しいところかと思うのですが、個人の選択、決断に重きを置いている環境なため、自分がそちらの方が大事だと思えがそれが全て、といった感じで誰も他人を咎めません。この授業を取りましたよ、という証書のようなものは卒業の際にもらえますが、学位のようなものは一切与えられないのでそれもかなり影響しているかとは思いますが。

本当にしっかりアートヒストリーやフィロソフィー、ましてやlitteratureなど学びたいのであれば、日常会話以上のデンマーク語が必要となるので、本気でアートを学びたい方はかなり事前準備が必要かと思います。ちょっと厳しいかなあと思う場合は潔く諦めて制作活動に充てるのもありです。

 

 

次に午後のクラスですが、こちらは先生によってデン語か英語を使ってくれるかかなり分かれます。ゲストティーチャーの場合はかなり気を使って英語を使ってくださる方が多かったです。あとはゲストティーチャーの方が各国で授業やエキシビジョン、講演を行っていることが多いからかデン語だから、英語だから、といったこだわりはあまりなく柔軟な方が多かったです。

もちろん、他の先生も個人的に質問やレクチャーを受ける際などは英語で話してくださるのでそこまで問題では無いですが、メインはデンマーク語でした。

 

私は最初のタームでセラミック、次にデジタルフォト、ジュエリーの授業を取りました。

授業を取る前に各クラスへ行き、先生方から授業に関しての説明を受けるオリエンテーションがあるのですが、そこでは基本的に先生方のモットーやエキシビジョン、マテリアルフィー、定員人数などに関しての説明を受けます。

ちなみに教材費は確か5000DKKを入学前に支払っていたのでその中から使ったマテリアルフィーを引かれて、差額は卒業時に調整となっていました。私は帰る時にいくらか返ってきましたが、追加で5000DKKくらい払っている子もいました。

 

まずセラミックですが、その時は1ターム丸ごとゲストティーチャーによる授業でした。

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セラミックは日本で扱った経験がなく、個人ではなかなかできないものなので興味がありこの授業を取りました。

エキシビジョンのテーマがブレックファーストだったので、基本的にみんな食器類を制作していましたが、性器をモチーフにした灰皿を作っている子などもいたので、めちゃめちゃ自由です。本人にとってブレックファーストならブレックファーストです。ちなみにブレックファーストとは別に私はアクセサリーも作っていました。

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いくつかの成形のパターンを最初に教わり、基本はろくろを使わずに作品を作っていました。クレイはキロ単位でいくら、という風に設定されています。クレイの種類も確か3種類ほどあり、それぞれの特徴やどんなものを作るのに向いているかなども教わります。塗料等は学校にあるものをミックスしたりして使いました。

最終的にはみんな大量の作品を完成させるのですが、やはりセラミックはめちゃめちゃ重いです。巨大な壺とかを作っている子もいましたが、外国人にこれはかなりキツいです。あれを日本に送るだけで5万くらいしそうです・・しかも多分日本に着く頃は粉々です・・。

ということで私はちっちゃいものばかりを作りましたが、それでもやはり重いし、かさばるしで、かなり現地で捨てました。笑

なのでセラミックのクラスを取るなら完成した作品について一度検討された方がいいかと思います。

 

次にデジタルフォトです。

まともに授業を受けた記憶はないものの日本では写真専攻で大学に行っていたので、先生がデン語だらけの授業でもなんとかなりました。あとは英語でも普段使わない言葉が度々出るので、ああこれって英語でこう言うんだ〜と勉強になりました。笑

エキシビジョンは特にテーマはなかったと思います。初めてデジイチを使う子も中にはいたので、カメラの操作に関してやフォトショの使い方、ライトニングのテクニックなど、基本的なことがメインの授業でした。あとは授業の合間合間に世界のフォトグラファーのインタビュー動画や作品を見ることも頻繁にありました。

かなり簡素なもののスタジオとして使える場所もあったので私は元から好きなポートレートばかりを撮っていました。もう本当にモデルのみんなにありがとうでいっぱい。

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乱雑な編集・・!

当時撮った写真を載せたインスタもあるので、いつか公開しようかななんて思ってます。

あと、このデジタルフォトのクラスで面白かったのは学校の先生のつながりで印刷会社の見学に行ったことと、実際にそこで企業向けなどに出しているマテリアルにプリントができたこと。私はサテンの生地にプリントしてエキシビジョンに出したのですが、日本ではあまり機会がないとそういうことはしないので、いい経験になったと思います。あと、紙より傷まないのと日本への持ち帰りも便利かなと思います。

 

最後にジュエリーのクラスについて。

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ミリ単位の金属加工!

 

このクラスもゲストティーチャーによるものでした。とっても優しくて明るくて無邪気な先生で授業も一番楽しく取り組めました。

デンマークへ行く前からジュエリーのクラスに興味があったのですが、一体どんなマテリアルを使うのか?とても疑問に思っていました。

実際には好きなマテリアルを好きに使えるのですが、メインのマテリアルはメタルでした。

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あわあわから取り出す時のわくわく!

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これが一番手が込んでたかなあ

 

私はbrassとcopperをメインに使っていましたが、silverを別で購入して利用している子もいました。基本は手持ちの糸のこぎりで切って、ファイリングして、磨いてといった感じで、あとは金属を熱して接合や、バーナーでさらに熱して金属を溶かして成形などもありました。これはなかなかできない経験なので一つ一つの作業がとにかく楽しかったです。アニメのクラスのゲストティーチャーなんかも現れて一緒にブローチを作ったりしていました。笑

授業以外にもコペンハーゲンのエキシビジョンを見にいったり、ホルベック内のミュージアムへ行ったり、全く飽きませんでした。

授業内で都度テーマが与えられ、それに沿って作品作りをしていたため校内エキシビジョンではそのテーマごとに作った作品と、あとは好きに作った作品などを並べて展示しました。

と、まだまだお伝えできることがありそうな気がしますが、こんな感じです。

ちなみにエキシビジョンはいつもお菓子や、お酒が出たり、他の生徒の作品をじっくり見れてすっごく楽しいです。ここの生徒ではなくても誰でも見に来れますので、コペンハーゲン周辺にお住いの方はアートと美味しいサムシングを楽しみにいらっしゃるのもおすすめです〜